「想像してみてください」
ちょっと近くのコンビニにビールとおつまみを買いにと思った時。
毎日仕事への行き帰りの際。
わざわざ鍵を出しての開け閉め、当たり前の事ですが”おっくう”に感じた事はありませんか?
また、仕事で家を空けてる間に、実家から何か荷物を届けてほしいと思った事や
「あれ? 家の鍵しめたっけ?心配になってきた、でももう家戻ってる時間ない」って時
上記の悩みがスマートロックで解決します。
スマホでのワンタップでの開け閉め、開閉の履歴をスマホで確認、物理キーの要らない身内への合鍵作成など、これらがスマートロックの主な利便性です。
我が家を「スマートホーム化したい!」と考えて、スマートロックを利用しはじめて、1年以上経ちますが、もはや以前の状態には戻れないほど、その大きな利便性を実感しています。
会社帰りの時など、荷物で手が塞がっている時に両手の荷物を地面に置いて、わざわざポケットの小銭入れから鍵を取り出し、ドアのロックを解除するという一連のわずらわしさから解放され、特に雨の日で傘を持っている時などもさらにストレスを感じていました。
ささいな手間では無いと思いがちでしょうが、毎日のそのひと手間が無くなるだけで、かなりのメリットを感じています。
それに加え今まで物理キーのみで開閉をする一択だったものが、スマートフォン、スマートウォッチ、音声などさまざまな、選択肢が増えた事でその時の直感で選ぶ事が出来るのも利便性向上した一面だと思っています。
ただ、私が買った当初に比べ、今では複数のメーカーがスマートロックを展開しており、その種類も、多く、一体どれを選んだらいいのか、迷ってしまいませんか?
また、大事な我が家を守る為、粗悪な物や、セキュリティに不安が残る物は避けたいところ・・・。
スマートロックといっても、家庭用、オフィス用、部屋用、窓用などさまざまな物が展開されています。
そのような複数の中から、今回私がリサーチして厳選した一般家庭用の3機種を、それぞれの特徴を比較し、ご紹介したいと思います。
購入の際の参考にしていただけたら幸いです。
※注意 スマートロックを遠隔で操作や履歴などの確認作業を行う場合は各社で展開している付属のWifiデバイスが必要です。
SESAMI (セサミ、セサミmini、セサミ3【現行】)
まずは、「オープン セサミ」→「ひらけ ごま」をキャッチフレーズに
Candy House の【セサミ】その特徴と出来る事などをご紹介していきます。(私自身もこちらの商品を購入し、使っています)

- 対応する鍵の種類・・・世界中あらゆるの鍵に対応!日本の代表的な9種類の鍵に対応し、それ以 外にも複数の鍵の形状に対応しています。
- 取付方法・・・工事不要、強力な3M両面テープで貼り付けるだけ、綺麗にはがせるので賃貸物件でも取付可能。
- サイズ感・・・長92.7mm/幅57mm/奥行54.5㎜/重量107g、スマートロックの中では最小、最軽量クラス。
- 解錠方法・・・①スマートフォンアプリでの解錠。②スマホをポケットの入れたままノックをするだけで解錠が可能(現在iosのみ)、③設定すれば手ぶらでの解錠も可能、④付属のWifiアクセスポイントを使えば遠距離にいた場合でも操作が可能。⑤NFCタグのシールを活用しスイカなどを利用して解錠する事も可能(セサミ3から)⑥アレクサ、グーグールアシスタント、siriにも対応し、音声にて解錠できる。⑦アップルウォッチユーザーならスマートウォッチでも解錠可能。⑧従来の物理キーでの開閉
- オートロック機能・・・センサー式では無く、時間設定でオートロックを設定可能。
- 鍵のシェア・・・アプリ上で設定すれば許可したゲストに鍵をシェアする事も可能。期間や削除も思うがまま
- 鍵の開閉記録を管理・・・誰が、何時開閉したのか手動かそれ以外かなど細かいデータもひとめで確認できる。
- バッテリーの寿命・・・約500日交換時期はスマホでお知らせ!電池はカメラなどで使用されている小型のタイプ(Panasonic Panasonic CR123A)2つ搭載。
- お値段・・・セサミmini付属品含めても約15,000円、現行のセサミ3に至っては性能が向上しているにもかかわらず、付属品込みで約10,000円で購入可能でコスパが非常に高い。
- セキュリティ面・・・某国軍事レベルのセキュリティ(AES-256-GCMとTLS1,2を採用している)
- IFTTに対応・・・IFTTとは、異なるサービスを連携する事が出来るツールの事、私もIFTTを利用してアップルウォッチ以外のスマートウォッチとセサミを連携させ、利用しています。
- その他の製品・・・遠距離利用を可能にするWifiモジュール、ママチャリに取り付けられるセサミサイクル(ママチャリ)自動でスイッチオンオフ(セサミボット)
- サポート面・・・レスポンスも早く対応も好印象、アマゾンレビューにCEO自らの返信が。
Qrio Smart Lock (Q-SL1, Q-SL2【現行】)
続いて、ソニーのグループ企業であり、アマゾンでも購入可能なQrio Lockをご紹介します。

- 対応する鍵の種類・・・特殊なタイプにも対応しており、プッシュプル錠タイプのドアにも対応している詳しくはサイトで対応サムターンを確認していただきたい。
- 取付方法・・・工事不要、強力な3M両面テープで貼り付けるだけ、賃貸物件でも取付可能。取付前にペーパークラフトを無料で発送。取付シュミレーションが出来る。(在庫による)
- サイズ感・・・長155.5mm/幅57mm/奥行77㎜/重量207g
- 解錠方法・・・①スマートフォンアプリでの解錠。②小型のQrio key というリモコンによる解錠、③設定すれば手ぶらでの解錠も可能、④付属のWifiアクセスポイントを使えば遠距離にいた場合でも操作が可能。⑤アレクサ、グーグールアシスタントに対応(Qrio Hubが必要)音声対応はアレクサのみ⑥アップルウォッチユーザーならスマートウォッチでも解錠可能。⑦Nature Remoと連携しリモート操作が可能。⑧従来の物理キーでの開閉
- オートロック機能・・・センサー式でドアが閉まった事を検知し、閉め忘れを防止、半開きの状態では閉まらない機構になっている。また、解錠→施錠→解錠によりオートロックを一時停止にすることにより、短時間の出入りでの不意なロックを防止してくれる。
- 鍵のシェア・・・アプリ上で設定すれば家族やゲストに鍵の共有が可能。用途に応じた細かい利用制限も設定できる。
- 鍵の開閉記録を管理・・・誰が、何時開閉したのか手動かそれ以外かなど細かいデータもひとめで確認できる。
- バッテリーの寿命・・・バッテリーは4つ搭載、2つは予備バッテリーで最初の2つのバッテリーが切れると自動的に次の2つへ切り替える。2つで半年4つで約1年の電池持ち(CR123Aリチウム電池)
- お値段・・・Qrio 本体約20,000円、Qrio key 約4000円 Qrio Hub 約8000円トータル約3,2000円以上。
- セキュリティ面・・・ソニーの技術者がプロダクトに関わっている為製品信頼性は高い。
- その他の製品・・・Qrio Lock専用の小型リモコンキー(Qrio key)、遠距離利用を可能にする(Qrio Hub)大事な物に取り付けて双方向に見つける事が出来るアクセサリー(Qrio Smart Tag)このSmart Tagを利用して子供の帰宅をLineで通知するサービス(Qrioただいまキット)
- サポート面・・・国内産でソニーのグループ企業なのでサポートは安心。 2020年6月からカメラ・家電のレンタルサービス(レンティオ)を通じ、レンタルサービスを開始しています! レンタル料金(14泊15日で2,000円 税・送料込)お試しで使ってそのまま購入も出来ます。
- 企業向けサービス・・・①不動産事業と提携するサービスを開始(Qrio Roomon)不動産管理会社、物件オーナー、入居者それぞれに付加価値を提供するというサービス形態。②スモールオフィス向け鍵管理システム(カギカン)を提供。スモールオフィスや民泊など法人向けの鍵管理サービス。③イオングループが提供する家事代行サービス(カジタク)とQrioが提携したサービスを展開
Bit lock lite
続いては、業界唯一、月額課金制(サブスクリプション)を導入しているBit lock liteをご紹介します。


- 対応する鍵の種類・・・アタッチメントが複数存在するため、さまざまなタイプの鍵に対応する。詳細はメーカーサイトへ
- 取付方法・・・これは他社製品同様に特殊な工具は不要、3M製強力両面テープでサムターンの上から貼り付けるだけ、取り外しは、跡が残りづらい仕様の為、賃貸でも安心
- サイズ感・・・長134mm/幅65mm/奥行56㎜/重量約175g
- 解錠方法・・・①スマートフォンアプリでの解錠。②bit buttonとbit button kids というリモコンによる解錠、③設定すれば手ぶらでの解錠も可能、④付属のWifiコネクタを使えば遠距離にいた場合でも操作や履歴確認が可能。⑤スマートスピーカー非対応将来的にアレクサ対応とのこと⑥アップルウォッチユーザーならスマートウォッチでも解錠可能。⑧従来の物理キーでの開閉
- オートロック機能・・・センサー式でドアが閉まった事を検知し、閉め忘れを防止、半開きの状態では閉まらない機構になっている。また、解錠→施錠→解錠によりオートロックを一時停止にすることにより、短時間の出入りでの不意なロックを防止してくれる。
- 鍵のシェア・・・鍵のオーナーが「誰が」、「いつからいつまで」、「何回まで解錠できるか」を設定する事が出来るワンタイムチケットと呼ばれる権限を付与できる。特殊な暗号化技術を使っており、Wi-Fi環境がなくても、ワンタイムチケットを使っての開閉が対応できる。 ※受け取り側もアプリの利用が必要
- 鍵の開閉記録を管理・・・誰が、何時開閉したのか手動かそれ以外かなど細かいデータもひとめで確認できる。
- バッテリーの寿命・・・バッテリーは4つ(CR123Aリチウム電池) 1日約10回利用で500日~600日の電池持ちの計算
- お値段・・・業界初サブスクリプションモデル初期費用0円、月額or年額プランの選択によって価格は変動 月額/396円 年額/3,960円(月額/330円)13カ月以降は月額360円、年額3,600円 月額プラン10ヶ月以下の解約には早期解約手数料が発生する。詳細は公式ページにてご確認下さい。
- セキュリティ面・・・独自の仕組みと技術による世界初のテクノロジーで特許出願済み
- その他の製品・・・専用リモコンキー(bit button bit button kids wifiコネクタ)、アタッチメントパック
- サポート面・・・サブスクリプションモデルの為、レンタル品という扱いで、自然故障は無償交換対応してくれる。
- 企業向けサービス・・・オフィス向けスマートロックも展開、伊藤忠商事の保有する賃貸マンションに導入も決定
- その他特徴・・・最低利用料金を考えても最安クラス。2019年日本マーケティングリサーチ調査による、スマートロック国内累計販売台数No.1 。 頻繁に引っ越しをするけど、スマートロックも導入したいという方、お試しでどういうものか使ってみたいという方向き。
まとめ
セサミ スマートロック | Qrioスマートロック | bit lock Lite | |
---|---|---|---|
対応する鍵の種類 | 世界あらゆるサムターンの形状に対応 | 多種多様なサムターンに対応公式にて対応表確認 | 公式ホームページより製品対応診断可能 |
取付方法 | 3M強力両面シール | 3M強力両面シール | 3M強力両面シール |
サイズ | 長92.7mm/幅57mm/奥行54.5㎜/重量107g | 長155.5mm/幅57mm/奥行77㎜/重量207g | 長134mm/幅65mm/奥行56㎜/重量約175g |
オートロック | 時間による設定、センサー✖ | センサーによるオートロック、一時中断も可 | センサーによるオートロック、時間設定も可能 |
鍵のシェア | マスターが管理、指定した人や時間でシェア可能 | マスターが管理、指定した人や時間でシェアが可能 | マスターが管理、指定した人や時間でシェアが可能 |
スマートスピーカー | 〇 | 〇 音声はアレクサのみ | ✖ 将来的にはアレクサ対応 |
鍵の開閉記録の確認 | 人、手段、時間をスマホで確認 | 人、手段、時間をスマホで確認 | 人、手段、時間をスマホで確認 |
電池持ち | リチウム電池2本/約500日 | リチウム電池2本x2/2本で半年4本で1年 | リチウム電池4本/最大約600日 |
価格 | セサミmini約10,000、セサミ3約6,000円 | Qrio 約2,3000円 | 詳細は上記参照、最低利用料金3,960円 |
セキュリティ | 某軍事レベル | ソニーグループ企業で信頼性が高い | 独自のテクノロジーで特許出願済み |
付属品 | wifi モジュール | Qrio Hub、Qrio key、 Qrio smart tag 、wifiアクセスポイント | bit button、bit button kids wifi コネクタ |
サポート | レスが早い、対応◎ | アマゾンのレビュー高低まちまち | 契約期間中は新品交換可能 |
その他 | コストパフォーマンスに優れ、評価も高い | さまざまな企業と提携し、サービスを展開している。レンタルサービスも展開 | 2019年調べ年間販売台数1位 |
いかがでしたでしょうか、スマートロックの技術もこれからさらに精度も向上し、コストも下がってくると思います。
ここで紹介させていただいた3機種ともどれを選んでも得られる利便性は高いです。
とはいうものの実際に使ってみたら、「思っていたのとはちょっと違うな・・・。」と感じるときや
「こんなに楽になるならもっと早く買っておけばよかった!」と使用してみないと分からない事もありますよね?
そんな時にレンタルサービスを提供しているQrio Lock を実際に使ってみて、ご自身のライフスタイルに合うかどうか体感してみてはいかがでしょうか
因みに、私はセサミを購入して使っています。複数の候補の中から、購入に至った経緯は
とあるユーザーが家のサムターンの形状が合わないという事をサポートに連絡し、写真を送った所、その形状に合ったアタッチメントを3Dプリンターで作ってくれたというレビューを見て、背中を押されました。
現在も同様のサービスをおこなっているようですが、有償になったようです。
これから、スマートホーム化を考えている方に、まず第一ステップとして、スマートロックの導入からはじめてみてはいかがでしょうか。
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